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JAXA Venture Tenchijin announces Interim Report on Demonstration Experiment to Determine Potential Leakage Areas with High Accuracy from Satellite Images

JAXA認定の宇宙ベンチャー 株式会社天地人(東京都港区 代表取締役 櫻庭康人)は、豊田市上下水道局、フジ地中情報株式会社と連携し、衛星画像を活用した漏水可能性区域の判定を目指す実証実験を実施しています。第1回目の路面音聴調査を終えましたので、成果の一部をお知らせいたします。

 

 

実証実験の目標は、1つの漏水可能性区域の範囲を100メートル以下、漏水的中精度を約6割に向上させる(いずれも目標値)ことで、漏水調査業務の効率化を目指します。

 

実施内容

 

1)天地人が、土地評価サービス「天地人コンパス」を活用し、深層学習等を用いて、衛星データ(光学、SAR等)、漏水修繕データ、管路データ等を組み合わせた「漏水リスク評価手法」を開発します。

 

2)豊田市、および、フジ地中情報株式会社が、その結果を元に路面音聴調査を実施。精度検証及び精度向上を図ります。

 

路面音聴調査

 

第1回目

2022年10月24日~11月30日(120箇所)

 

第2回目

評価実施中

 

緊急漏水調査での成果紹介

 

9月14日に豊田市戸中町で発生した調圧水槽の水位低下に伴う緊急漏水調査で漏水可能性区域を検出しました。

 

また、実証実験の過程で、衛星から取得した地表面温度を活用し、豊田市民に対してPC・スマートフォンなどから、自宅の水道管の凍結注意度を確認することが出来る「豊田市水道管凍結注意マップ」の提供を始めました。

 

JAXAベンチャー 天地人、愛知県豊田市と連携し、衛星から取得した宇宙ビッグデータを活用した「豊田市水道管凍結注意マップ」を作成

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000045963.html

 

豊田市上下水道局水道維持課の岡田俊樹氏のコメント

 

第1回目の成果としては、1つの調査エリアが100m以下になったことで、1日に最大9エリアの調査をすることができ、調査期間の短縮効果が確認できました。的中精度については、第1回目の路面音聴調査が精度検証用のサンプル調査であったにも関わらず、都市部では、ある程度的中精度が高いと感じました。ただ、山間地域はサンプル数が少なかったこともあり、第2回目の調査に期待しています。今回の結果を受け、更なる精度向上のための検証を重ね、全国どの水道事業体でも使えるような技術にする、という思いを持って、的中精度の目標値を達成したいと思います。

 

天地人コンパス

 

天地人コンパスは、地球観測衛星のビッグデータをはじめとする様々なデータをもとに、解析、可視化、データ提供を総合的に行う土地評価サービスです。農業生産から都市開発まで、様々な目的に合わせてカスタマイズすることが可能となっており、ビジネスにおいて最適な土地を宇宙から見つけることができます。

 

これまで、宇宙から稲の栽培環境をモニタリングし、より美味しいお米の栽培を目指す「宇宙ビッグデータ米」プロジェクトや、キャンプ場候補地を宇宙から衛星で探すプロジェクト、複数の土地の類似性を気象の観点から評価するプロジェクトなどにサービスを活用してきました。

 

衛星データというと、多くの方が衛星から撮影した写真を思い浮かべると思います。衛星から撮影した画像は代表的な衛星データではありますが、天地人コンパスは、降水量などの気象情報や、3Dマップに代表される地形情報、赤外線によって観測される地表面温度なども世界中のあらゆる場所で取得可能です。

 

また、天地人コンパスでは、お客さまが元々お持ちの地上データや、実績データなどを重ね合わせて、複合的に分析することもできます。

 

利用方法

『天地人コンパス』

・料金:無料

・対応言語:日本語、英語

・対応ブラウザ:Google Chromeを推奨、PCのみ対応

・サイトURL:https://tenchijin.co.jp/compass/

 

お問い合わせ窓口:info-compass@tenchijin.co.jp

 

■株式会社 天地人 会社概要

会社名:株式会社 天地人

所在地:東京都港区芝公園1-1-1 住友不動産御成門タワー9F

代表者:代表取締役 櫻庭康人

事業内容:衛星データを使った土地評価コンサル

サイトURL:https://tenchijin.co.jp/

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