- 2026-09-11
U-Spaceと天地人、次世代赤外線地球観測システムの展開に向けた戦略的パートナーシップを発表
※本リリースは2026年9月10日、フランスで配信された内容の抄訳版です。内容・解釈については原文が優先されます

U-Space(ユースペース/フランス)と株式会社天地人(日本)は、次世代赤外線地球観測宇宙システムの展開に向けた基本合意書(MoU)を締結しました。調印式は2026年9月10日、パリで開催された国際宇宙サミット(International Space Summit)の二国間セッションにおいて執り行われ、NewSpace領域で事業を展開する両社の商業的・技術的提携が正式に結ばれました。
本合意は、両国間の長年にわたる二国間協力の伝統を背景に、日仏宇宙産業の国際的な機運の高まりを反映するものです。また、本年4月にフランス国立宇宙研究センター(CNES)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の間で締結された二国間協定の、直接的かつ実務的な成果と位置づけられます。
本パートナーシップの枠組みのもと、両社はそれぞれの専門性を活かし、以下の役割を担います。
- U-Spaceは産業プライムコントラクター(主契約者)として、次世代宇宙システムおよび将来のコンステレーションの設計・製造・納入をエンドツーエンドで担います。
- 天地人は本システムを運用・活用し、高解像度・高頻度の熱赤外データおよび関連する付加価値サービスの商業化を担います。
本赤外線コンステレーションが生成する地表面温度(LST:Land Surface Temperature)データは、インフラ監視、水資源管理、農業の最適化、気候リスクの先行的な低減に不可欠な知見を提供するものとして、グローバル市場においてその重要性を増しています。

両社代表のコメント
U-Space CEO トマ・フィステール(Thomas Pfister)
「本パートナーシップは、U-Spaceにとって大きなマイルストーンです。フランスのNewSpaceエコシステムが欧州域外のパートナーと連携できる力を示すと同時に、野心的でインパクトの大きい国際コンステレーションの産業プライムコントラクターを担う当社の能力を裏付けるものでもあります。天地人とともに取り組むことで、今日最も差し迫った環境およびインフラの課題に直接応える宇宙システムを構築することができます。」
株式会社天地人 代表取締役CEO 櫻庭康人
「私たちの歩みは地上から始まりました。衛星データを使い、日本各地の都市の地下に潜む目に見えない漏水リスクを見つけ出すことからです。U-Spaceと締結した本基本合意書により、私たちは次のステージへ進みます。それは、お客様が必要とするデータを起点に、初日から設計された自社の赤外線コンステレーションです。宇宙の価値は、それが地球にもたらすものにあります。U-Spaceとともに、老朽化する水インフラから食料安全保障、気候変動への適応まで、世界がもはや先送りできない課題に高頻度の熱的知見を届け、日本とフランスが商業宇宙経済の次の章を共にリードできることを示してまいります。」
U-Spaceについて
フランス・トゥールーズに拠点を置くU-Spaceは、コンステレーション向けのモジュール型衛星を設計・製造・運用する、一貫体制を持つ産業的小型衛星インテグレーターです。ミッション設計から軌道上運用までをカバーする統合された能力、独自技術、そして革新的な製造施設「U-Zine」により、短いリードタイムで信頼性の高い高性能ソリューションを提供しています。
株式会社天地人について
株式会社天地人は、衛星データとAIを活用して水インフラに潜むリスクを検知し、漏水の可能性を予測し、宇宙由来の知見によって、より持続可能で効率的な水管理を推進するスペーステック企業です。主力プロダクト「KnoWaterleak」は、衛星技術と高度なAIアルゴリズムを組み合わせ、コストのかかるインフラの障害を先回りして特定・予防することで、組織がより持続可能な形で水道システムを管理することを可能にします。
【本件に関するお問い合わせ先】
U-Space
担当:エレン・ドゥメルク(Hélène Doumerc)
Email:helene.doumerc@u-space.fr
株式会社天地人
担当:大胡、河村
Email:pr@tenchijin.co.jp