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Series A Funding: JAXA venture Tenchijin Raises 250 Million Yen with DBJ as Lead Investor

 

JAXAベンチャー 株式会社天地人(東京都中央区 代表取締役 櫻庭康人)は、シリーズA 1stクローズとして、株式会社日本政策投資銀行(DBJ)、株式会社常陽キャピタルパートナーズ、スカパーJSAT株式会社、株式会社ゼンリンフューチャーパートナーズ、株式会社JALUXを引受先とする第三者割当増資を実施しました。今般の資金調達額は2.5億円で、創業来の累計調達額は7.8億円となりました(昨年実施したシードの追加ラウンドや融資も含む)。なお、今後2ndクローズでの追加調達を予定しています。

 

<資金調達の背景と目的>

天地人は、地球観測衛星等から得られる宇宙ビッグデータを活用し、土地評価サービスを行う「天地人コンパス」をコア事業としたJAXAベンチャーです。

 

異常気象や地盤沈下などによる水道管の劣化を宇宙から見抜く「天地人コンパス 宇宙水道局」や、気候変動に対応したブランド米をつくる「宇宙ビッグデータ米」など、様々な社会問題の解決に取り組んでいます。

 

今回の資金調達については、コア事業である「天地人コンパス」の事業をより加速させることを目的としており、事業運営や開発への投資に活用します。

 

当社は、2023年4月に宇宙ビッグデータを活用した水道管の漏水リスク管理業務システム「天地人コンパス 宇宙水道局」の提供を開始しました。既にいくつもの自治体様から導入いただいているだけでなく、人々の生活に必要不可欠なインフラの維持に貢献できることを評価され、第7回 インフラメンテナンス大賞※の厚生労働大臣賞も受賞しました。

 

当社のバリューの一つに「宇宙視点で考える」というものがあります。衛星のデータを活用している天地人だからこそ、文化や国境、精神や価値を超越した宇宙の視点で地球規模の環境問題や社会課題にこれまでとは違った視点で取り組めると考えています。今後の天地人の取り組みにご期待ください。

 

※国内のインフラのメンテナンスに係る優れた取組や技術開発を表彰するものです。国土交通省、総務省などの各省庁が優れた取組や技術開発を行った事業者、団体、研究者等に、有識者による審査を経て、内閣総理大臣賞、各省大臣賞、優秀賞等を表彰します。

 

<投資家からのコメント>

株式会社日本政策投資銀行(DBJ)業務企画部 イノベーション推進室長 竹森祐樹様

DBJは、スタートアップの創出・育成や、オープンイノベーションの推進に向け、資本性資金の供給を加速するとともに、顧客基盤を活用した中堅・大企業とスタートアップとの連携促進を図る方針を掲げています。天地人が宇宙ビッグデータ等を活用して提供する「天地人コンパス」が、インフラ維持管理の効率化、農業の生産性向上、再生可能エネルギーの普及などの社会課題解決につながるプラットフォームとなることを強く期待し、「DBJスタートアップ・イノベーションファンド」より出資をいたしました。今後は、天地人及びステークホルダーと密に連携しながら、天地人のイノベーションの社会実装を主体的に促進してまいります。

 

株式会社常陽キャピタルパートナーズ 代表取締役 池田重人様

地球観測衛星から得られる宇宙ビッグデータと、地上の計測データや各種ナレッジ情報などの様々なデータを活用して、革新的な土地評価サービスを提供する天地人社のアプローチに強く共感しております。また、宇宙ビッグデータを活用した水道管の漏水リスク管理業務システム「天地人コンパス 宇宙水道局」は、水道インフラの社会課題を解決するサービスとして期待しています。金融機関系投資会社として、銀行グループのネットワークを活用し、同社の取り組みをサポートして参ります。

 

スカパーJSAT株式会社 代表取締役執行役員 副社長 宇宙事業部門長 福岡徹様

スカパーJSATは、日本の民間企業で初めて通信衛星を打ち上げ、以来30年以上にわたり、宇宙実業社として様々なビジネスを牽引してまいりました。2019年からは、スペースインテリジェンス事業の取り組みを開始し、防災やインフラ管理、安全保障など幅広い領域で、衛星データを活用したソリューション事業を展開しております。今回の天地人株式会社への資本参加により、両社のアセットおよびサービス基盤、ノウハウなどでの連携を強化し、衛星データを活用した事業の発展を目指します。

 

株式会社ゼンリンフューチャーパートナーズ パートナー 川辺一広様

天地人社は、宇宙ビッグデータを分析・解析するだけではなく、「天地人コンパス 宇宙水道局」をはじめとした、ビジネスソリューションとして提供ができる特徴を有しています。また、天地人の「地球はもっと、住みやすくなれる」というコンセプトのもと、私たちの周りにある身近な社会課題から地球規模の課題までを解決するソリューションの開発・提供を期待し出資をすることを決定いたしました。

今回の出資にあたっては、地図情報を活用した自治体向けのソリューション展開を行うゼンリングループとの事業シナジーも想定しています。今後もこうした事業連携および様々な分野への技術展開の挑戦に向けて当社も支援してまいります。

 

株式会社JALUX 代表取締役社長 髙濱悟様

JALUXは「JALグループの商社」として、航空機部品事業や海外空港運営など航空・空港領域に強みをもつほか、不動産や環境関連など幅広い分野で事業を展開しています。イノベーション推進の取り組みとして、宇宙事業をはじめ新たな領域での事業開発を進めるなかで、天地人社が持つ高い技術力に注目しました。この度の出資参画を機に、JALUXの持つノウハウ・リソースを用いて、天地人社の宇宙ビッグデータを活用した最先端技術「天地人コンパス」をさらに広めていくとともに天地人社の技術とJALUXのビジネスを掛け合わせた新規事業創出を目指し、宇宙技術を用いて社会課題の解決に貢献してまいります。

 

株式会社天地人 CEO 櫻庭康人のコメント

この度は、天地人へのご出資を賜り、心より感謝申し上げます。また、当社の可能性を信じて、期待を寄せてくださっていることを大変光栄に感じています。

 

今回の資金調達は、コア事業である「天地人コンパス」の事業をより加速させることを目的としています。2023年に天地人は、異常気象や地盤沈下などによる水道管の劣化を宇宙から見抜く「天地人コンパス 宇宙水道局」の提供を開始しました。我々は本サービスが、水道管の老朽化というインフラ問題の解決に繋がると信じています。これからも天地人は宇宙の視点で地球規模の環境問題や社会課題に取り組むことで、人類の持続可能な未来を形作ることを目指して参ります。


改めて、ご支援と信頼に深く感謝申し上げると共に、宇宙業界の発展と世界の課題解決に向けて前進しましょう。


■株式会社天地人 会社概要

会社名:株式会社天地人

所在地:東京都中央区日本橋1丁目4−1日本橋一丁目三井ビルディング5階

代表者:代表取締役 櫻庭康人

事業内容:衛星データを使った土地評価コンサルティング

サイトURL:https://tenchijin.co.jp/

Twitter:https://twitter.com/tenchijin_pr

Linkedin:https://www.linkedin.com/company/tenchijin/

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